【ブログ更新】税法理論の暗記方法

税理士試験の勉強で避けては通れない孤独で辛い理論暗記。私がやっていた税法理論の暗記方法をご紹介します。少しでも受験生の参考になれば幸いです。

理論暗記の方法

理論を暗記するときに、紙に書いて覚えるのか、それとも紙には書かずに念仏を唱えるようにブツブツ言いながら覚えるのか、どちらの方法で暗記するかは受験生あるあるですね。

結論から言うと、私はブツブツ念仏唱える派でした。

その理由は、紙に書くと圧倒的に時間がかかってしまうから。

税法の理論は暗記しなければならない量が膨大で、特に法人税は脳みそが爆発しそうなくらいの暗記量なので、紙に書きながらの方法では時間がいくらあっても足りないはずです。

紙に書いたほうが脳科学的には記憶に残るという話は聞いたことがあるけど、理論を暗記するにはできるだけたくさん回転させることが重要だと思っていたので、紙には書かずに理サブ(大原派です)片手にブツブツ言いながら何回転もさせて覚えてました。

そうはいっても、なかにはどうしても覚えられなかったり、何回転させても頭に入ってこないような難解理論が出てくると思うので、そういうときだけは紙に書きながら覚えてました。

あとは理論を書くスピードを落とさないようにするためと、解答用紙1枚当たりを書き上げるのに必要な時間を確認するために、理論1題程度を週に1回紙に書いてました。

念仏唱えるやり方は、自宅で暗記するときはいくらブツブツ言っても問題ないんですけど、電車の中で暗記するときは周りの人からかなりヤバい奴と思われること間違いなし！なので、マスクをして口パクしてました。

それでも口のあたりがモゴモゴするので、十分怪しい人だったと思いますけど。

おそらくこの時期は、専門学校の講義も直前期のカリキュラムになっていて、講義2回に1回は模試を解答するようになっているはず(変わっていたらゴメンナサイ)で、どんどん理論を回転させて暗記を進めていかないと講義に追い付かなくなってしまうので、とにかく模試で解答することを目標に気合いで暗記してました。

いや俺は紙に書く派だ！という人はそれで全然OKですけど、書きすぎて腱鞘炎にならないように注意してください。

実際に腱鞘炎になってしまった知り合いの受験生がいましたので。

すでにやっている受験生もいると思いますけど、理サブのタイトルだけを書いたノートを作りました。

Q1-1〇〇〇

[1]△△△

[2]×××

こんな感じでタイトルだけ書いていきます。

このノートの目的はただ一つ、理論を書き始める前のタイトル挙げを正確にできるようにするためです。

解答要求が理論１題マルっとべた書きならタイトル挙げはそんなに重要ではない(それでもタイトル挙げは必ずやってました)かもしれないけど、特に解答要求が複数の理論にまたがっているような場合は事前のタイトル挙げはとても重要です。

タイトルだけを書いたノートを定期的に見返すことで、各理論の大まかな構成を把握することができるし、解答要求が複数の理論にまたがっているような問題でも、スムーズにタイトル挙げができるようになってきます。

このタイトル挙げが早く正確にできるようになると、仮に解答要求が膨大な量で試験時間内にすべてを書き切ることができないような問題の場合でも、まずは解答の対象となるタイトルを全部挙げて、そのうち重要度が低いと思われるものを消していくことで、うまく取捨選択ができるようになってきますよ。

ウォーキング暗記。

文字通りウォーキングしながら理論暗記をしてました。

専門学校の講師の方も理論暗記の方法として、自宅のひとつ前の駅で降りで理サブ片手に歩きながら暗記していた、なんて話をされてました。

私の場合は理サブは持たずに手ぶらでウォーキングしながら、頭の中でずっと理論を暗唱してました。

何かを暗記するときは、運動しながらのほうが記憶の定着が良いという脳科学的なこともありましたけど、なによりウォーキング中は手元に理サブがないので、「あれ？この理論がでてこない」となったら必死に思い出すしかありません。

これが自分にとってなかなか効果的で、必死に思い出して絞り出すことができた理論はけっこう記憶の定着率が良かったです。

逆に必至に思い出そうとしてもどうしても思い出せないときは、もう気持ち悪くてしょうがないので、競歩並みのスピードで自宅に戻ってすぐに理サブを確認することで、記憶に定着させてました。

あと部屋に閉じこもって受験勉強していると煮詰まってしまうタイプだったので、外に出てウォーキング暗記をすることがちょうどいい気分転換になっていたと思います。

天気が良い日はぜひ実践してみてください。

・理論暗記は紙に書かずにブツブツ念仏唱えるやり方がオススメ

・正確なタイトル挙げのために、タイトルだけ書いたノートを作ってみては？

・手ぶらウォーキング暗記は個人的にはイチオシ

せっかく覚えた理論も翌日にはスッカラカン。

自分の脳みそのポテンシャルの低さにガッカリしますけど、本試験まで繰り返し暗記を続けていれば、必ず暗唱できるようになりますよ。