【ブログ更新】税理士試験直前期の勉強方法(計算編)

税理士試験

税理士試験の本試験まで1か月ちょっと。

専門学校のカリキュラムも終盤に差し掛かり、イヤでも緊張感が漂う時期ですよね。

これまで専門学校のカリキュラムを順調にこなしてきた人、いろんな事情で順調にこなせてない人、様々だと思います。

自分も万全の状態で毎回直前期を迎えていたわけではなくて、「あと1か月どうしましょ」状態の時もありました。

勉強が順調に進んでいる場合とそうでない場合に分けて、自分がやっていた勉強方法をお伝えします。

今回は計算編です。

勉強が順調に進んでいる場合

これまでの計算の勉強が順調に進んでいる場合(模試の成績がだいたい上位30%以内)は、残り1か月の期間は模試の総合問題の解き直しが中心でした。

ただ、やみくもに模試の解き直しをするのはあまり効率的ではなので、本試験で必ず正解したい項目が多い問題(大原でいうと実判レベル)と、ボリュームが多かったり難易度が高い問題(大原でいうと直前模試レベル)を交互に解き直す方法で勉強していました。

この方法なら、実判レベルの問題を解き直すことで本試験でいうところの〇項目の内容をきっちり押さえることができるし、直前模試レベルの問題を解き直すことで解答しなきゃいけない項目と捨て項目の取捨選択ができるようになります。

ただ、毎日ひたすら模試の総合問題のみ解きまくっていると、意外と個別論点を忘れがちになる(自分はそうでした)ので、ちょっとしたスキマの時間を使って毎日個別問題を数題解答するようにしていました。

この個別問題を解答した後に併せてテキストの確認も必ずやっていました。

勉強が順調に進んでいて模試の成績もそこそこ良いときほど総合問題はかり解答していて、テキストの確認がおろそかになっていた気がします。

問題を解いていないと何となく勉強した気がしない直前期ですが、ちゃんとテキストの読み込みをやっておくと、本試験で「あれ、これってどうだったっけ?」となった時でもテキストのページが頭に浮かぶようになるし、本試験で難しい問題が出題されても、「はっはーん、これはテキストに載ってないから捨て項目だな」って判断できるようになります。

ここまで勉強が順調な人ほどテキストをじっくり読み返してみると、新たな発見があるかもです。

ちなみに直前模試の計算問題で、ボリュームMAXかつ難易度MAXの合格点が異様に低いドS問題ってありますよね。

こんな問題は時間配分を間違えずに〇項目が正解できればそれで十分で、何度も解き直しをしたり、△項目や×項目を見直すことはやりませんでした。

仮に本試験で出題されても解答できないでしょうからね。

勉強が順調に進んでいない場合

これまでの計算の勉強が順調に進んでいない場合は、残り1か月の期間は総合問題を解くのではなく、まずテキストを十分に読み込んだあとに個別問題を解きまくってました。

イメージとしては、講義を受けた後の復習に近い感じですかね。

直前模試の総合問題の点数が伸びない原因は、「テキストの内容を十分に理解していない」→「解答するのに時間がかかる」→「時間が足りなくなって焦る」→「焦って〇項目も落とす」という悪循環になっていることがほとんどです。

なので 、残り1か月の目標を「本試験で〇項目だけを正解すること」と割り切って、 総合問題を解きたい気持ちをグッと抑えながら、テキストを読んだあとに個別問題を繰り返して何度も解いてました。

で、ある程度テキストの理解が進んで個別問題の正解率が上がってきたら、次に実判レベルの総合問題を解き直してました。

勉強が順調に進んでいない状態で直前期を迎えて、本試験まで残り1か月でできることとしたら、たぶんこの実判レベルの解き直しまでじゃないかなと思います。

ぶっちゃけ実判レベルの問題できっちり点数を取れるかどうかが本試験の合否を分けると思っていて、無理に直前模試レベルの難しい問題を解答するくらいなら、ひたすら基礎項目を勉強したほうが効果的です。

直前模試レベルの問題をサラッと解答してしまうような人は、たぶん上位1%以内とかいう化け物!で、上位10%を目指す自分からするとある意味敵ではないので、「いかにこの10%の壁を突破するか」だけを考えて勉強してましたね。

結局、直前模試の解き直しをほとんどやらなくても合格できた科目もありますから、焦らずにひたすら基礎項目を固めることをオススメします。

まとめ

・勉強が順調に進んでいる場合は、総合問題を中心にテキストの読み込みと個別問題を。

・勉強が順調に進んでいない場合は、実判レベルの問題を完璧に回答できるようになることを目標に。

電卓はカシオ派の右手打ちで、しかも打つスピードは遅いほうです。

本試験で隣の席の人がすごい勢いで電卓打っていても、気にせずにゆっくり打ちましょう。

電卓打つ時間なんてほとんど変わりませんから。